人事・労務の用語集(あ行・か行)
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あ行
一時帰休
一時帰休とは、会社の業績悪化等により社員を一時期休業させることで、アメリカでよく行われるレイオフとは異なる。レイオフの場合は本当に一時期解雇してしまい、経営が改善してきたら再び雇うというものであるが、一時帰休の場合は解雇は行わず、社員は在籍したままである。一時帰休を実施した場合は、労基法上の平均賃金の6割以上の休業手当を支払わなければならない。我が国でレイオフを行うのは、法令・判例からいっても難しい。
インフォーマル組織
会社が作ったフォーマル組織に対し、社内で自然発生的に形成される組織のこと。インフォーマル組織にもリーダーがいて、規律や統制があることがホーソン工場実験で明らかになった。→(関連)人間関係論
黄犬契約
不当労働行為の一形態で、労働組合に加入しないことや組合を脱退することを条件として雇用しようというもの。ただし、ユニオンショップは認められている。
オープン・ショップ制
公務員等で強制されているのがオープン・ショップ制である。労働組合加入が雇用条件とされることもなければ、組合を脱退しても解雇されることがないといった、組合員資格の有無にこだわらない制度。→(関連)クローズド・ショップ制、ユニオン・ショップ制
か行
寛大化傾向
評定誤差の一つ。考課者の自信の欠如や個人的感情、観察不足等が原因で、評価が実際より甘くなること。その逆に、評価が実際より厳しすぎるのが厳格化。
クローズド・ショップ制
既に労働組合に加入している者のみを採用し、労働者が組合員資格を失った場合には解雇しなければならないといった定めが、労働協約によりなされているもの。我が国では一般的でない。→(関連)ユニオン・ショップ制、オープン・ショップ制
行動科学
心理学・社会学・人類学・精神医学・経済学等、広範な科学分野の連係のもと、人間の行動に関する一般法則を究明しようという研究。行動科学に係る理論を説いた者としては、マズローやマグレガー、アージリス、ハーズバーグ等が有名である。
コース別人事制度
担当業務等に応じて複数のコースを設け、配置、昇進、昇格、賃金体系などをコースごとに異なった設定とするもの。
コンピテンシー
Competency。コンピテンシーとは、アメリカの心理学者マクレランドの研究に端を発するもので、ハイパフォーマーの行動特性のこと。人事の世界では、高業績者共通の行動特性を抽出して評価や育成に活用しているが、どちらかというと評価そのものに活用するよりも、育成のために活用するほうが向いている。 |
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【社会保険労務士とは】
社会保険労務士とは、厚生労働大臣が実施する試験に合格した国家資格者です。社会保険労務士は、適切な労務管理、その他労働社会保険に関する指導を行う専門家です。
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